播磨臨海地域道路とは

 播磨臨海地域道路は国道2号線の加古川バイパスや姫路バイパスの南方の臨海地域に構想されている高規格道路です。全体構想のルートでは西側は国道2号線太子龍野バイパスと太子上太田JCTで接続、東側は明石西付近で第二神明道路と、さらに東側では神戸市西区平野町で第二神明道路北線(神戸西バイパス)と接続します。
姫路バイパスや加古川バイパスと平行する路線となり、周辺地域への渋滞・交通対策の決定打といえる道路計画です。
構想区間を含めると総延長が50kmを超える壮大な道路計画で、第二神明道路北線、大阪湾岸道路につながり、瀬戸内海から大阪湾に至る巨大な湾岸道路網を構築します。

 

◆区間

兵庫県姫路市揖保郡太子町上太子付近~兵庫県神戸市西区平野町

全長約50km

上記のうち優先整備区間

・広畑~飾磨バイパス(中島付近)

・飾磨バイパス(白浜付近)~的形(JCT)~高砂

・的形~播但連絡道路(姫路JCT付近)

・明姫幹線(国道250号線)~明石西JCT(第二神明道路)

※当面都市計画や環境アセスメントなどを進める区間

・広畑~第二神明道路付近


◆今後の開通予定

広畑~明石西JCTについては、2038年頃までの開通が目標(優先整備区間より順次整備が進むと推測されます)

構想区間を含めると2050年頃の全線開通が目標

上記の開通目標については「ひょうご基幹道路ネットワーク整備基本計画(2019年3月兵庫県)」に記載あり


姫路バイパス等と同様に全線高架(または盛土など)で整備されますので、この地域の都市高速道路のような役割を果たします。途中の姫路市的形付近では播但連絡道路へと接続する連絡線のJCTが設けられますが、この連絡線は兵庫県道路公社の有料道路事業とする事が検討されています。さらにこの的形のJCTを境に西側(太子町方面)を兵庫県が県の補助国道事業として、東側(神戸方面)を国が直轄事業として整備することが検討されています。播但連絡道路との連絡線があえて「有料道路事業」として以前から議会で明言されています。本線については今の所明言がないため、国道2号または250号線の無料バイパスとして整備する方針だったようですが、6000億近い事業費を考えると有料道路となる可能性があります。